なぜこの仕事をしているのか~私のストーリー1~

起業して今年の6月6日でまる7年。

「○○記念日」をあまり気にしない私は、毎年この日をスルーして過ぎてから気が付くパターンが多いのに今年は珍しくこの日を意識できています。

もう8年目に入るんだな…長いようであっという間のようで…

そこで、このタイミングで整理収納アドバイザーを志すようになった理由、起業した時のこと、そして今に至るまでを振り返ってみたいと思います。

整理収納を知る前の私は・・・・

今でこそ片づけを仕事にしていますが、整理収納を知る前の私は「詰め込み女」でした。

見える所は、頑張って片づけていたんです。


けれど、見えないところ…サイドボードやクローゼットには、びっしり隙間なくモノを詰め込んでいました。

当然ながら、すぐ散らかる、片づけても片づけても片づかない…

でも、それが「片づける」ことだと思っていたいたので、「私が上手く片づけられていないから…」「子どもが散らかすから片づかないんだ」ちゃんと片づけられない自分と家族にいつもイライラしていました。

整理収納との出会い


2014年の8月。その日もネットで大好きなインテリアや雑貨を見ていたら、偶然とあるグログで「整理収納」という言葉を目にしました。

「へぇ~、片づけ方ってちゃんとあるんだ」

まずはブログで書いていることを見よう見まねでやってみたら、少しずつですが片づいてきます。

そしてある日、寝室のクローゼットが空になりました。

そこには、「今使っていないから、とりあえずここに置いておこう」というものたちが隙間なく入っていたんです。

当たり前に持っていたモノが、自分にとっては要らないモノだったなんて!

それもこんなにたくさんの量を私はなんで持っていたんだろう…衝撃でした。


そして婚礼ダンスに入っていた服をクローゼットに移したら、今度は婚礼ダンスが空に。


縁あって、それをもらってくれる方がいて(婚礼ダンスは需要がないのでリサイクルショップでも引き取ってくれませんでした)

寝室にはベッドとサイドボードだけ!


雑誌やブログで見ていた憧れの空間が目の前に広がりました。


自分とは別世界だと思っていたスッキリシンプルな空間を自分の手で作ることができたこの感動

面白くなって次は押し入れ、キッチン、リビング、と家じゅうを片づけ始めました。

モノは正直。

自分がやった分、効果が見えるしスッキリするし達成感が味わえます。


「もっとちゃんと知りたい。」


そう思い、調べたら家から車で1時間の街で「整理収納アドバイザー2級認定講座」を開催するのを知って、すっごくドキドキ緊張しながら申し込みをしました。

だって、結婚してからこんなふうに自分の学びにお金をかけるのは初めてだったから(笑)

整理収納を学ぶ

正しい整理の理論と収納を学んだことで、自分にとって何を手放していいのかさらに判断しやすくなりました。

そして自分の買いグセも分かりました。

「これがあったら家事がラクになるかも」と家電や家事グッツを買い、「これがあったら子どもの問題が解決できるかも」と子育て本や子どもにやらせるドリルを買い「これがあったら素敵な暮らしができるかも」と雑貨を買い続ける日々を過ごしていたんです。

便利と快適を得られるはずのモノが逆に不便と忙しさを招いていたとは…。

そこに気づいてからは、モノの買い方、持ち方、考え方が変わってきました。


どこに何がどのくらいあるか把握できるようになったので、「今だけお得」「2本買うと1本サービス」「セールで50%引き」という言葉に釣られ必要でなくてもつい買うということをしなくなり、片づけや探し物に時間を使わなくなったので、時間的な余裕も生まれました。

何より、いつもスッキリ、使いやすい!

家事・育児・仕事で頑張っているのに上手く1日がまわらないことにストレスを感じていた私にとって、結果的に「家事負担の軽減」を手に入れられたことは本当に助かりました。


おかげで、以前より格段に気分よくいられるようになりました。


でも、ここまでは「こうなったらいいな~」とイメージできたことなので、自分の手で片づけられたことに達成感を感じていましたが、ここから私のストーリーが始まったんです。

子どもに対してイライラしなくなった!?

当時、私は子育ての悩みを抱えていたんです。

子ども達が不登校でした。

思うようにいかない毎日にとてもイライラ。


それと同時に安心じゃない気持ちや焦りもあり「私が何とかしないと」と力も入っていたし、子どもが不登校になったのは私の育て方が悪かったから…と、母親として自分にバッテンをつけていたので、それを挽回したい思いもあり一生懸命頑張っていました。


子育てのセミナーに参加したり、子育てや不登校にまつわる本をたくさん読んだり…。


けれども、頑張れば頑張るほど子どもとの距離が出来ているような、そんな違和感は感じるんだけれど、どの方向に行けばいいのか分からない…そんなときに整理収納と出会ったんです。


整理収納で家が変わっていくのが面白くて、家じゅうを片づけはじめて2~3か月した頃、気づきました…「あれ? 私、子ども達に対してイライラしていない」と。


当時はまだ、片づけと子育てと心が全て関わり合っているとは知らなかったので、自分の内面で起こっていることが理解できなかったんですが、ただ、いくつか分かったことがあります。

続きは次回。

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