赤ちゃんを迎えるために♪3LDKのBeforeAfter②

今回はキッチンを中心にご紹介します。

【キッチン】

モノも作業も増えるキッチン

赤ちゃんが家にやってくると、ここも整理ができているかいないかでママの負担は大きく変わります。

料理を作る・食器を洗う、の他に、ミルクを作ったり哺乳瓶を消毒したりとここでの作業が増えるからです。

ミルクだと夜中でも何度も起きて作ったり、飲ませた後は哺乳瓶を消毒したりと産後の身体にはきついことが続きます。それがやりやすいかどうかだけでもかなりラクチン度は違ってくると思います。

収納ケースを組み合わせて板をのせたキッチン横のサイドテーブルは解体し、リビングで使ってあったスチールラックをここに移動。7~8割収納にして、赤ちゃんのミルクを作ったり哺乳瓶の洗浄に使うグッツが増えても対応できるようにしました。

最小限の労力でキレイを保つには

使っていないモノは手放したり、使いやすい場所から離して一時保管することで、キッチンまわりは使うモノだけ残って空いたスペースも♪

赤ちゃんのお世話に時間と労力をとられるので、時間をかけた掃除はなかなかできなくなりますが、それとは逆に衛生面は今以上に気になってきます。出ているモノは最小限にとどめておくと掃除がカンタンに済みます。

わかりやすいキッチンで協力してもらいやすい環境に

以前、お片づけサポートに伺ったお宅で(熟年のご夫婦でしたが)ご主人が「たまには何か作ろうとキッチンに立つけど、どこに何があるか分からくて結局面倒になってやめてしまう。」と話してくれたことがありました。

「パパも家事をしてほしい」と願ながらも、環境のせいでパパのせっかくのやる気を消してしまうのはもったいないですよね。

使っているモノのみを配置して中に何が入っているかラベルをつけたので、ママでなくてもどこに何があるか分かります。

賞味期限切れのモノも結構あり、潔く処分。

使うモノを使うところに配置。アクション数も少なく取り出せるので、ラクチン度が上がります。

ママがラクチンに家事ができて、そしてママ以外の人でもどこに何があるかわかって家事がしやすいキッチンの出来上がりです。

【納戸】

ストック類が重なるように詰め込まれた納戸。

ジャンル別に分けていくと、同じようなモノが何個も出てきて依頼主さまと大笑い。

ジャンル別に分けてダンボールに入れたことで、在庫が一目でわかり、今後2度買いが防げると思います。今はまだ在庫量が多すぎるのでダンボールに仮置きしましたが、今後在庫が適量になったら気に入った収納ケースを購入してもらって買い過ぎがないよう在庫管理をしてもらうようにしました。

依頼主さまの気づき

オシャレが大好きで手が器用。アクセサリーやミシン、編み物、DIYも得意な依頼主さま。

これを作りたい、あんなインテリアにしたいと、いろんな材料をそろえるのだけど「まずは片付けないと…」と思ってしまい、でもなかなか片づけられず、結局作るまでにいたらず材料がどんどんたまっていました。

整理収納は自分の持っているモノと向き合うことで自分が見えてきます。

『自分は、使うことより「これを買ってこうしたいああしたい」と想像して買うのが楽しいんだ…モノを手に入れて買うという行為が良かったんだと気が付いた。

インテリアもあれいいなこれいいな、と、どんどん買うけど、モノの住所が決まってないから結局使わないままたまる。

あと、収集癖もあるし量も多い。あんまり使わないけれどとっておきたいモノもある。いる・いらないだけの選択でなかったので、ゆっくり考えたいモノもあったから仕分けしやすかった。』

自分のモノの持ち方を客観的に知ることができたことで今後のモノの買い方や持ち方に変化が出てくるのではないでしょうか。

100本以上あったマニキュアを「このケースに入る分だけに減らす!」と悩みに悩んで選んでいたかわいい姿が目に浮かびます。

子育て中もマニキュアをしたり、ちょっとしたオシャレを楽しみたいと言っていた依頼主さま。

家を整えたことが依頼主さまの育児と家事の労力を少しで軽くできて、マニキュアを楽しむ時間と気持ちの余裕が持てたり、家族や周りの人も手伝いやすい環境になったことで、周りに助けてもらえることにはどんどん甘えて助けてもらい、ひとりで頑張りすぎない赤ちゃんとの生活を過ごしてほしいと思います。

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