赤ちゃんを迎えるために♪3LDKのBeforeAfter①
今回の依頼は、赤ちゃんが生まれた新米ママ。
思いがけず早期入院になり、その後出産。そのため赤ちゃんを迎える準備ができませんでした。もう少しで赤ちゃんも退院し子育ての生活が始まります。
「出産を期に自宅の片づけをしたいと考えていました。このままではとてもじゃないですが子どもとの生活ができないと思っています。」
どうせなら赤ちゃんスペースだけでなく家全体を整理し、ご主人も家事や育児に積極的に参加できるように、どこに何があるか分かりやすく使いやすい家にしたいとのことでした。
この部屋に赤ちゃんを寝かせたり赤ちゃんの服やお世話に必要なモノを置きたい、この部屋は主人のモノを、と依頼主さまは事前に暮らしやすさを考えてゾーン分けがイメージ出来ていて、それがプロから見ても理にかなっていたので、それを軸に整理を進めていきました。
【子どもとママの部屋】
ママが休める環境を…
出産は病気ではないとはいうものの、身体へのダメージは交通事故並みといわれています。
さらに授乳やおむつ替えなど赤ちゃんのお世話は休む暇なく続きます。
新生児を迎える時に必要なのは、赤ちゃんとママも安心・安全・清潔に過ごせる空間ですが、一番必要なのはママ自身が赤ちゃんのお世話をしながらもしっかり休めて身体を回復させる環境づくりだと考えています。
もちろん周りの協力も不可欠ですが、整理収納で環境を整えるのもとても有効だと感じています。
モノが多いと探し物が増えたり、ホコリだってたまりやすい。
崩れたり落ちてきたりする可能性もあります。
片づけが追い付かず散らかると、イライラするし、モノにつまずいたり滑って転倒することもあるかもしれません。(産後は寝不足や慣れない子育ての疲労で思った以上に「うっかり」なことが起こりがちです)
休んだ方がいいのは分かっていても、モノが散乱して動きづらいといろんなことがスムーズにいかないし、家族が家事や育児に協力したくてもどこに何があるか分からないとその都度ママに聞いたり、または手の出しようがなかったり…とママが休む環境はどんどん遠のくばかり。
爆発的にモノが増えます
押し入れは半分しか写っていませんが、上段がママスペース、下段を子どもスペースにしました。子どもスペースは向かって左の衣装ケース以外は現在空(カラ)。赤ちゃんが家にきたときにここに肌着やおむつなどがどんどん入れられます。
出産すると赤ちゃんグッツを準備したりプレゼントをもらったりと爆発的にモノが増え、それを期に片づけられなくなったというママの話もよく耳にします。
増えたモノを入れる収納場所がないと結果的に出しっぱなしになり散らかる環境になりそれがストレスにもつながるので、使っていないモノは積極的に手放すことをおススメします。
散らかっていると危険なことも…
とりあえずで置いていたものも、どんどん仕分けてスッキリ。依頼主さま、頑張りました。
成長と共に赤ちゃんは、どんどん行動範囲が広がります。
誤飲や上にあるモノを引っ張って顔に落としたり、足元にあるモノにつまずいて転倒したりと、子育てはケガや命にかかわることにも直結しています。
部屋が散らかっていていると、そのリスクは高くなります。
片づける事で、誤飲しそうなモノをすぐ見つけられたり、危ないモノや触ってほしくないモノをあらかじめ手の届かないところに置くことで危険回避できるし、親も「ダメダメ」を言わなくて済むので精神的にラクに暮らせます。
リビングから見た子どもとママの部屋。
ここにあったクローゼットはどこに行ったかというと、ご主人の部屋に移動しました。
【ご主人の部屋】
ここにはご主人のモノを配置。キッチンで使っていた衣装ケースをここに移動して、ご主人の服やバッグをアイテム別に収納しラベリングしたことでどこに何があるか一目瞭然。ここ1か所で支度が完了する仕組みができました。
ご主人もママのことをあてにしなくても自分の支度ができたり、出したモノも戻してくれたり…さらには、どこに何があるか分かるから、乾いた洗濯物をしまってくれたり(←ここは願望(笑))どんどん家事のハードルが下がって積極的に参加してくれるといいですね。
【リビング】
リビングにはあまりモノを置きたくないという依頼主さまの希望が叶ってスッキリ。
パソコンの配線などはボックスにいれて、ハイハイするようになった赤ちゃんが遊ばないようにしましたが、テレビ台も赤ちゃんがいたずらしないようなものに買い替えるそうです。
他のスペースは次回、お伝えします。
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■お知らせ
・短期で片づけたい方への対応も可能になりました。
実は今回の片づけ作業は短い期間で終了しなければいけない事情があり、急遽アシスタントを加えての作業になりました。アシスタントがひとり増えるだけで作業が格段に進むことを実感♪(青森に整理収納アドバイザーが増えてきた効果を感じました。)
…ということで
今後、そのような場合はアシスタントを加えることも選択のひとつとして提案させていただく場合があります。よろしくお願いいたします。
・2/28(木)開催「整理収納のきほん講座」参加者募集中です。
☑そのうち片づけようとずっと思っているけどなかなか片づけられない方
☑自分に合った片づけが知りたい方
☑モノを減らしたいのに捨てられない方
☑家族が片づけてくれないと悩んでいる方
☑自分が探しやすい収納にすることで必要なモノがすぐ見つかるコツを知りたい方
その他、時期的に子どもの入学・入園・進級のタイミングで、子ども自身で支度ができる仕組みを作りたい方も!
解決法を知ってみませんか。