片づけたのにスッキリしないのはなぜ?“見えない場所”に詰め込んでいたのは、モノじゃなくて…

整理収納アドバイザーとして活動するようになって、よく思い出す“昔の自分”がいます。

一見、片づいているように見えた。
「きれいにしてるね」とも言われた。

でもその裏で、押し入れ、クローゼット、サイドボードには…「とりあえず」で詰めたモノたちがぎっしり詰まっていたんです。

要るのか要らないのかよくわからない書類、
「いつか読むかも、使うかも」と取ってある本やモノたち、
誰かにもらったけど使っていない雑貨やモノたち…。

まるで、誰にも見られたくない“自分の気持ち”まで、そこに押し込めていたかのようでした。

それは、「ちゃんとしなきゃ」という義務感だったり、「これを手放したらもったいない」や「手放したら困るかも」という不安だったり、「私が我慢すればうまくいく」という思い込みだったり…。

見えない場所にモノを詰め込んでいたのは、
“本当の自分の気持ちを見ないふり”…自分と向き合いたくなかったからだったのかもしれません。

でも、気づいたんです。
”ちゃんとしなきゃ””○○でなければならない”と、見えないところにしまった“本当の自分が思う気持ち”との差は、知らない間に私を疲れさせていたって。

だから私は、片づけを通して、少しずつ自分の心と向き合いました。

「これは本当に必要?」
「私はこれをどうしたいの?」

「使わないのになんで持っているの?」

 

そう問いながら、詰め込んでいたモノたちとひとつひとつ向き合っていった先に…“見えないところもすっきり整った安心感”と、“自分の本当の気持ちを大事にできる暮らしと自分自身”が待っていました。

もしあなたが、「見えるところは整ってるのに、なんかスッキリしない」と感じているなら、もしかすると、それは内側からのサインかもしれません。

自分の不安や義務感、本当の気持ちをしまいこんだ場所を、少しだけ開けてみる勇気、持ってみませんか?

 

 

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