「変わらなきゃ」と思っていた私へ。大切だったのは、“戻る=Kaeru(カエル)”ことでした。
「私って、どうしてこうなんだろう…」
「もっとちゃんとしなきゃ…」
「変わらなきゃ、今のままじゃダメだ…」
そう思って頑張っている人に、私はたくさん出会ってきました。
そして、かつての私も、まさにそうでした。
もっと母としてちゃんとしなきゃ。
もっと効率的に家事をしなきゃ。
もっとがんばらなきゃ。
でも、その「変わらなきゃ」の裏には、
“今の自分は不十分”という前提があったんです。
『片づけ心理学®』では、そんな思い込みに優しく気づいていくことを大切にしています。

「やらなきゃ」じゃなくて、
「私は本当はどうしたい?」
「私は本当はどんな暮らしが好き?」
と問いかけていくうちに、見えてくるものがあります。
それは、「変わらなきゃ」「頑張らなきゃ」と思っていた自分ではなくて、「もともと持っていた本当の自分」。
それに気づいたとき、涙がこぼれる方もいます。
そして、片づけに対する姿勢が、変わるんです。
”頑張って変わろうとしているその先は、本当に望んでいる自分?”
モノを通して自分と向き合い、自分の中にある“思い込み”をひとつ手放すだけで、自然と“本当の私”が顔を出す。
私はその瞬間に立ち会うたびに、
片づけって本当に「人生を整える」ことなんだなと実感します。
あなたも、「変わらなきゃ」と肩に力が入っているなら、そして変わる先を外に外に求めているのなら…ちょっと立ち止まってみてください。
“私は、本当はどうしたいの?”と、自分に優しく聞いてみてください。
答えはきっと、あなたの中にあります。