家族間が良好になったかも♪丸ごと一軒BeforeAfter①
今回のBeforeAftreは熟年世代のご夫婦のお宅です。お片づけサポートを依頼した理由をこんなふうに書いてくれました。
疲れる片づけから脱出したい
『自分なりの片づけには限界を感じていて、息子の結婚を機に片づけやすい家にしたかった。
我が家は来客が多く、その都度モノを動かしたり詰め込んだりして、スッキリした風に見せかけてごまかしていた。
モノが多いのに捨てられず買い物が好き。こんな状態なので宿泊客が来る時には、モノの大移動で頭を打って病院で治療したことも・・・。疲れる片づけから脱出したい。』
整理収納を知る前は私も同じでした。
しまい込むのが片づけだと思っていたので、今回の依頼主さまのように「モノを移動する」「モノを詰め込む」という方法で片づけをし、キレイを維持するために大変な労力を使って疲弊していた頃を思い出します。
キッチン
キッチンのBeforeAftreの一部を紹介します。(写真をクリックすると画面が拡大します。)
カウンターにはモノが置かれ、カウンターの壁の側面には収納ケースがびっしり並んでいました。
お片づけサービスをするのを機に以前から買い替えたかったという引き出し式の収納にチェンジ。選ぶサイズ等もアドバイスさせてもらいました。
積み上げられたモノで、目的のモノがすぐ手に取ることができない・探せない、という日常でしたが、必要なモノだけ・使っているモノだけを残したら、こんなにスッキリしました。
付け加えておきますが、家具を変えたからスッキリしたんじゃないです。依頼主さまがしっかりとモノと向き合って「整理=不必要なモノを取り除く」に取り組んだからです。
整理ができていないと、たとえ家具を入れ替えても結局モノに埋もれていたでしょう。整理をした効果で買い替えた家具がさらにキッチンの統一感を出してくれています。
収納しきれないモノを置くために、さらに収納グッツを買い足して通路も狭くなっていましたが、ここも広くなりました。。
リビングからカウンター越しに見たキッチン。
引き出しの中も整理~。
昭和時代や平成初期のグッツも出てきて何度も「懐かしい!」と当時の思い出話をしたり、しゃもじが9個出てきたりと、笑いっぱなしのお片づけタイムでした。
鍋と調味料が入って満員御礼状態の引き出しも、調味料だけになって取り出しやすく戻しやすい状態になりました。
頑張らないとできないことが頑張らなくてもできるようになった
キッチンを片づけた後の感想
『収納できないキッチン用品が床等に置かれ、出すのもしまうのも時間がかかり、料理をするテンションが低くなっていた。
使うモノだけをキッチンに収めた結果、今までは頑張らないと片づかないキッチンが、すぐ道具が出し入れできてなんて快適。こんな感覚、久しぶりです。
料理もしやすく、後片づけもすぐしたくなるほど精神的にもラクになって、洗い物をため込むこともなくなりました。』
(※感想・写真共に掲載の許可をいただいております。)
アフターフォロー時のお話でも…
今までは「まとめて洗えばいい」と思っていた→洗うモノを溜めていると鍋もお皿も何個も必要→さらに洗い物の山が大きくなる、の悪循環。
今は、その都度洗うようになる→量が少ないのですぐ終わる→鍋もお皿もすぐ使える状態なので少ない数で足りる。
・食器の量も減ったので取り出すのがラク。
・使いたいモノが使う場所にあるから料理の手順も早くなった。
・出かける時も以前は「散らかったままでいいや」と思っていたのが、今は「洗い物をしてから出かけよう」と思うようになった。
洗い物を、負担なくその都度やっている自分が嬉しい。
ていねいな暮らしにあこがれていたが、自分にはムリだと思っていた。
でも片づいたことで、頑張らないとできないことが頑張らなくてもできるようになって、そのあこがれに近づけていると実感している、とワクワクした様子で言ってくださった依頼主さま。
丸ごと一軒片づけが進む中で、自分のモノの持ち方・買い方と向き合い、自分の内面ともしっかり向き合っていました。おかげで変化も出てきました。
長くなったので続きは次回・・・。