私の人生が動き出した時”モノより、家族より、自分を優先させた瞬間”

無料メール講座をつくっているときに今までを振り返ったんですが、その時に思い出した私の整理収納に出会った時の話をします。

それはクローゼットから

今から11~12年ほど前になります。

当時、ちゃんとした母親でいたい…子どもを第一に考えて、毎日頑張っていました。

でも、子どもは思うように育ってくれません。

ふたりの子どもが不登校になった時、私は「母親として失格」だと思い、”もっと頑張らないと”と、ますます自分にバツをつけて、子どもファーストの日々を送っていました。

案の定、何もかもが上手くいかない…

そんな時、たまたまネットで出会ったのが“整理収納”でした。

「なんか面白そう。とりあえず家の一角でも…」と手をつけたのが、寝室のクローゼット。

当時の寝室は、ベッドとサイドテーブル、そして婚礼ダンスを置いていて、寝室奥の備え付けのクローゼットに行くための通路がなんとか確保できている…そんな状態でした。

私はなにを持っていたんだろう?

クローゼットと言っても、大きさは押し入れサイズで服は入っておらず、折り畳みテーブルや本棚、小物など「いつか使うかも」「私は使わないけど家族がそのうち使うかも」「高かったから」…

そんな理由で手放せていないモノがぎゅうぎゅうに詰まっていました。

それらを見直して「今の私に必要なもの」を選び直したら…なんと、クローゼットがほぼ空っぽに!

衝撃でした!

私は今までなんでこれらを持っていたんだろう?

「???」という気持ちと共にその瞬間、心もスッと軽くなって、何とも言えない爽快感を感じました。

私の何かが変わるかも

次に、婚礼ダンスに入っていた服を空いたクローゼットに移したら、今度は婚礼ダンスが空っぽに。

婚礼ダンスを「欲しい」と言う人にお譲りするという形で手放したら、寝室にはベッドとサイドテーブルのみ。

今までインテリア雑誌を見ては「この部屋ステキ!でも私とは別世界のもの」と思っていたのが、雑誌に載っている部屋のようにスッキリと整った空間に変化し、それを見た時、感動したんです。

それは、“誰かのため”じゃなく、“自分のため”に整えた空間だったから。

婚礼ダンスを手放す時、母はいい顔をしませんでした。

母の気持ちは分かります。
親戚の家具屋さんが作ってくれたヒバ家具。

私も思い入れはありました。

でも、もう頭の中には、ベッドとサイドテーブルだけのスッキリした空間がイメージできていたんです。

あの空間を手に入れたい!

今まで自分を後回しにしていた私がモノより、家族より、自分を優先させた瞬間でした。

心が震えました。


私にもできる、できた!

 

片づけると部屋だけじゃなく私の何かが変わるかもしれない…

あの時、感じた気持ちは、今、これを書いていてもこみあげてくるものがあります。

イライラ母さんからごきげん母さんに

その体験から、私は次々と家中を片づけていきました。

するとモノだけでなく心までどんどん軽く穏やかになり、いつもイライラしていた私が、ごきげんでいられるように!

「片づけって、こんなに心に効くんだ!」

ごきげんでいられる時間が増えるのと比例して家族との関係まで変わって、子どもの不登校を含むいろんなことが良い方向に進むようになったんです。

「片づけってすごい!」

 

片づけは「家が整うこと」だけじゃない。自分を取り戻すきっかけにもなる。

クローゼットを整えた日から私は“自分が主役の人生”を歩き始めました。

 

 

 

 

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